求人内容に「コミュニケーション能力に自信がある方」なんて書いてある会社があまりにも多いです。
そもそも会社が求めているコミュ力って何を指すのか?
社交性?営業力?英語力?プレゼン能力?文章力?
単にコミュ力といっても、どういった意味のコミュ力なのか分かりませんよね。
今回は求める人材に「コミュニケーション能力に自信がある方」と書いている会社の問題点を書いていきます。
「コミュニケーション能力」というのは非常に曖昧な表現
「コミュニケーション能力がある方」というのは、「性格が良い方」「外国語が話せる方」くらい曖昧な表現です。
先ほども挙げたとおり、コミュ力には様々な種類があります。
本当にコミュ力ある人材が欲しいなら、もっと具体的に書くべきです。
某大手精密機器メーカーの例
- 海外出張が問題なくできるレベルの英語力がある方
- 英語の仕様書確認やコミュニケーションができる方
- 社内外問わず幅広い層の方とコミュニケーションができる方
これならどういった分野・レベルのコミュ力を求めているか分かりやすいですね。
「コミュニケーション能力に自信がある方を求めます」なんて曖昧な表現をドヤ顔で書いている会社は「弊社にはコミュ力が高い社員がいません」と自称しているようなもの。
他人にコミュ力を求める前に、まず自分達のコミュ力を見直しなさい。
本当にコミュ力が高ければ相手にコミュ力なんて求めない
本当にコミュ力が高い人は、たとえ相手がコミュ障でも問題なくやりとりできると思いますし、わざわざ「お前はコミュ力が~」なんて言わないと思います。
今日上司に書類の作り直しを命じられている時に、僕の中に9歳の純粋無垢な少女の人格、ユイ、が生まれました。 pic.twitter.com/kpBHCbr8PR
— 紙切り君 (@paper_kamikiri) 2014, 6月 12
相手のコミュ力にケチをつけている人を見ると、自分のコミュ力の無さを棚に上げてるようにしか見えません。
中には「社風に合わない」というだけでコミュ障認定する会社もあります。
社風に合わないだけでコミュ障だと感じるなら、社風に合う人間としか付き合えないその社員も立派なコミュ障です。
日本は人間関係の流動性が低く閉鎖的な国民性なので、海外から見れば日本人なんてほぼ全員コミュ障なんだろうけど。
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