恋愛や結婚を「面倒」「コスパ悪い」と考える若者が増えています。
そういった若者たちを「最近の若者は情けない」「モテないだけ」と思う人もいるかもしれないが、我々若者にとっては本当に面倒くさいし、コスパ悪いのです。
子供の頃から便利な環境で育ち、手軽に娯楽を楽しめる世の中になったのだから、我慢や自己犠牲を強いられる恋愛や結婚が相対的に面倒になるのは当然なのです。
若者が恋愛や結婚をめんどくさいと感じるワケ
たとえば、都市部で「若者の車離れ」が進んでいるように、車を所有したいと思う人は昔と比べて圧倒的に少なくなっています。
田舎ならまだしも、都会では車なんて無くても移動手段に困らないからです。
クラウドサービスの普及により、ファイルをどこからでも利用できる時代にもなりました。
それによって、PC買い替え時に面倒なファイル移動をする必要も無くなりました。
ネットやSNSの普及により、メッセージだけでコミュニケーションを取れる時代になり、人と簡単につながれるようになりました。
今や友人との連絡ではLINEを使うのが主流という方も多いでしょう。
そんな人たちにとって、LINEを使わない人はそれだけでコミュニケーションコストが高いと感じるのです。
電話でしかコミュニケーションを取れない人なんてもってのほか。
若者が恋愛を面倒くさいと感じるのはまさにこれと同じ構図です。
若者にとって恋愛は固定電話並みに不便なのです。
ネットでコミュニケーションを取れる時代なのに、パートナーにあれこれ合わせたり、生活空間を共有したりすることは面倒くさいこと山の如しです。
擬似恋愛の時代
リアルな恋愛をめんどくさいと感じる若者が増える一方、アイドルや二次元キャラクターにハマる若者も増えています。
利害調整や束縛を要する恋愛よりも、好きな時に好きなキャラ(アイドル)を愛でるほうが労力を使わずに済むし、気が楽なのです。
「二次元キャラは困ったときに助けてくれない」という人もいるけど、二次元キャラは決して人に危害を加えたり裏切ったりしませんし、自分のスペックを気にする必要もありませんから。
|
|